給湯器を交換するときに、床暖房を新設することはできるのでしょうか。給湯器の選び方などとあわせて解説します。
床暖房に対応している機器を選べば、床暖房を新設できます。具体的には、給湯器を熱源機に交換することになります。熱源機は、沸かした温水を床暖房や浴室暖房乾燥機などに使用する機器です。
これらの機能のほか、給湯機能や自動湯はり機能などを備えたものもあります。つまり、給湯器と同じ機能を備えた熱源機があるのです。また、既存の住宅に床暖房を新設する際は、床の張替え工事や重ね張り工事も必要になります。
熱源機(以下、給湯器)は、1温度タイプと2温度タイプに分かれます。1温度タイプは高温水(80度)しか供給できない給湯器です。2温度タイプの給湯器は、低温水(40~60度)・高温水を供給できます。
床暖房に使用するのは低温水です。床暖房を設置したい場合は、基本的に2温度タイプの機器を選ばなければなりません。高温水は、浴室暖房乾燥機やパネルヒーターなどに使用します。
接続できる床暖房の数は給湯器で異なります。接続可能な端末の数は系統数で表されます。例えば、3系統の給湯器であれば最大で3端末、6系統の給湯器であれば最大で6端末まで接続可能です。系統数は基本的に給湯器の型番に表示されています。ただし、メーカーにより表示方法は異なります。
床暖房に対応している給湯器は、機能により次の3種類に分類できます。
目的に合わせて給湯器の種類を選択します。
給湯器の能力も確認が必要です。給湯器の能力は号数で表されます。号数は、1分間に出せる水温+25度のお湯の量です。つまり、20号であれば水温+25度のお湯を1分間に20リットル出す能力を備えます。号数の目安は、単身世帯16号、2人世帯20号、4人世帯24号といわれています。
お湯はりから追い焚き・足し湯まで自動で行ってくれる給湯器(フルオートタイプ)の相場は、16号140,000~160,000円程度、24号160,000円~180,000円程度といえるでしょう。エコジョーズ給湯器の場合は、16号160,000~170,000円程度、24号170,000~240,000円程度になります。(金額は税込)
参照元:交換できるくん(https://www.sunrefre.jp/gas/price/)
工事費用の相場は50,000~60,000円程度です(税込)。床を張り替える場合は1畳あたり80,000~100,000円程度、床を重ね張りする場合は1畳あたり50,000~80,000円程度の工事費用もかかります。(税不明)
参照元:リショップナビ(https://rehome-navi.com/articles/223)
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