給湯器を使用すると光熱費がかかります。光熱費を節約するにはどうすればよいのでしょうか。ここでは給湯器にかかる光熱費とともに、シーン別の給湯器の節約方法を紹介します。
ガス給湯器は、電気が必要な電化製品です。そのため、かかる光熱費はガス代・電気代・水道代になります。
給湯器にはさまざまなセンサーが内蔵されており、リモコン画面の表示にも電気が使用されています。お湯を沸かす以外の機能はすべて電気が必要なため、想像以上に電気代を使う機器なのです。
給湯器をつけっぱなしにしていてもガス代はかかりません。基本的に水が止まればガスも止まるため、電源をつけっぱなしにしてもガス代を気にする必要はないでしょう。
ただし、電気代はかかります。電化製品が使用されていないときにも消費する「待機電力」は、年間の家庭消費電力の約5%を占めると言われています。そして、給湯器の待機電気量は映像・音響機器に次ぐとも言われています。給湯器の光熱費を節約したいならば、長期間使用しないときは電源を切るなど対策を行った方がよいでしょう。
参照元:LoooopでんきHP(https://looop-denki.com/home/denkinavi/energy/electricity-en/powerconsumption/ )給湯器の使い方を少し工夫するだけで、光熱費を節約することができます。シーン別の光熱費節約法を紹介するので、ひとつずつ見ていきましょう。
浴槽に溜めるお湯の量を見直すことは、節約につながります。浴槽に張るお湯は8分目あたりまでの人が多いと思いますが、実は5分目ほどでも十分に入浴は可能です。入浴する人の体積で水かさが増すので、意外に少ない水量で全身浸かることができます。
とは言え、浴槽のお湯の量は体の大きさや好みにもよるでしょう。まずは、試しにお湯張りの途中で入浴してみることをおすすめします。自分がどの湯量で満足できるかが分かります。案外お湯の量を減らしても平気かもしれません。
設定温度は低い方が給湯器には負担がかかりません。また人にとっても、42~43℃といった熱いお湯より40℃ほどのぬるめのお湯の方がリラックス効果や安眠効果が高いと言われています。現在熱いお湯で入っている人も、思い切って設定温度を見直してみてはいかがでしょうか。もしかすると寝苦しさも改善されるかもしれません。
季節によって設定温度を変えるのもよいでしょう。夏にさっぱり汗を流したいだけなら、シャワーの設定温度は低い方がおすすめです。
追い炊きの回数を減らすことも節約に効果的です。追い炊きをしないためには、お湯を冷まさないことが大切。浴槽にこまめに蓋をする、家族の入浴時間をできるだけそろえるなどの工夫でお湯が冷めることを防げます。
また、足し湯を活用するのもよいでしょう。追いだき機能より時間がかかるため極端に温度が下がっている場合は不向きですが、足し湯は追い炊きよりガス代が少なく済みます。
浴槽に入浴するのではなくシャワーで済ませることも節約に効果的のように思えますが、その時間と人数によっては却って非効率になる場合も。シャワー時間17分が浴槽約1杯分に相当します。それより長くなる場合は、節約にならないので気を付けましょう。
キッチンでお湯を使用する場合、お風呂と違ってお湯の温度をあまり高くする必要はありません。洗い物はぬるま湯で十分なので、入浴時の温度設定と同じにしている場合は温度設定を切り替えると効果的でしょう。
しかし、いちいち手で温度設定を切り替えるのは面倒です。給湯器にリモコンが付いている場合、浴室リモコンでの設定と台所リモコンでの設定は別々に記録されているので優先ボタンなどでワンタッチで切り替えることが可能な場合も。説明書で操作方法を確認してみましょう。
お湯で洗い物をすると汚れが落ちやすくなります。しかし、節約のためにはできるだけお湯の使用量を控えたいところ。水で付けおき洗いしてお湯はすすぎのみで使うなどお湯の使用量を工夫して、節約につなげましょう。
野菜などを茹でるときや煮物を作るときなど、時短のために水ではなくお湯を使用する場合があります。時短の観点からはお湯を使用するのが良いかもしれませんが、水から沸かす方が総合的なコストはかかりません。
また、食材によっては水から煮た方がよいものもあります。例えば火の通りにくい根菜は水から煮た方がよく、お湯で煮てしまうと外側だけが柔らかく芯が残ってしまう場合も。節約にならないだけでなく、食材の風味を損ねてしまうので気を付けましょう。
日常生活で給湯器を使用するときの節約方法を紹介してきましたが、長期的な節約のためには省エネ性能に優れたエコ給湯器に交換すると効果的です。
エコジョーズは熱効率の良い給湯器で、さまざまなメーカーから発売されています。今まで活かすことなく捨てられていた排熱でお湯を焚き上げる仕組みで、専門的には「潜熱回収型給湯器」と呼ばれることも。単にエコ給湯器といった場合、このエコジョーズを指すことが多いです。給湯器の交換を考える際は、エコ給湯器にも注目してみましょう。
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