給湯器から煙が出る

給湯器から煙が出ていると不安になりますが、給湯器から出る煙には、問題のない煙と危険な煙があります。もし黒い煙が出ていたら、それは給湯器交換の兆候です。

この記事では、給湯器から出る煙の原因や給湯器から煙が出た場合の対処法について詳しく解説しています。

まず煙が「白煙」か「黒煙」かを確認

給湯器から煙が出た時は、煙が「白煙」か「黒煙」かを確認してください。煙の色によって、どのような状態なのかを判断できるケースがあります。

給湯器から出ている煙の色が白色であれば特に問題はありません。しかし黒い煙であった場合は問題であり、すぐに使用の停止と修理の依頼を行いましょう。

給湯器は製造されてからおよそ10年が交換の目安とされています。10年以上が経過している場合、使用する際に煙の色を確認するのも、修理や交換を行うか否かを判断する基準となるでしょう。万が一黒い煙がでていた場合も、すぐに使用を中止することで事故の回避はできるので、慌てずに対応を行いましょう。

給湯器から出る煙の原因

給湯器から出ている煙が白煙の場合、水蒸気が原因と考えられます。給湯器から水蒸気が発生するのは、熱交換機で結露が発生しているか、何かが燃焼しているものと思われます。給湯器の内部は暖かくゴキブリの住処になりやすいため、ゴキブリやゴキブリの卵が燃焼している可能性もあるでしょう。

水蒸気による白煙の場合、すぐに故障する心配はありません。しかし、内部にススがたまると熱交換器の効率が下がってしまい、ガス代が高くなる可能性があります。給湯器の寿命にもかかわるため、業者に相談した良いケースもあります。

黒煙の場合、不完全燃焼で煙が出ていることが考えられます。給湯器が不完全燃焼を起こすと、一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒になることもあるので危険です。とくに室内に給湯器がある場合は危険なので、すぐに使用を中止し、家中の窓を開けて換気をしましょう。

新しい給湯器であれば安全装置が作動して運転が自動で止まりますが、古いタイプの給湯器は止まらず運転し続けるケースもあります。黒煙の他に、嫌な臭いがしたり目に痛みを感じるようなときは、危険ですので給湯器の修理・交換が必要です。内部は危ない状態になっていますので、決して自分で直そうとはしないでください。

給湯器から煙が出た場合の対処法

白煙の場合、放置しておいても問題ないケースがほとんどです。ただし、停止している状態でも白煙が出続けるときは、内部発火が起きている可能性もあります。白い煙であっても不完全燃焼を起こしているケースもあるので、嫌な臭いがしたり目に刺激があるようなときは、速やかに給湯器の業者に相談しましょう。白煙が出ているときでも、無理に自分で対処するのは危険です。ガスの発火など、トラブルに発展する恐れがあります。

黒煙の場合には、すぐに業者に連絡をしてください。放置しておくと一酸化炭素が充満する恐れがあります。給湯器を使用している場合はお湯・ガスの使用を中止してください。できるだけ早く窓を開けて換気を行い、業者の到着を待ちましょう。

給湯器近くにものを置くことも原因に

給湯器から煙が出るのにはさまざまな原因が考えられますが、給湯器の近くに物を置くことも原因の一つです。とくに、給湯器の給気口・排気口を物でふさいでしまうと、十分に酸素が確保できずに不完全燃焼を起こす可能性が高まります。また、給湯器の近くに燃えやすいものを置くことも危険です。給湯器付近は高温ですので、紙やプラスチックは置かないようにしましょう。

ただし、給湯器にも寿命があります。どれだけ気を付けていても部品は劣化するので、煙が出てしまうこともあるでしょう。劣化による煙を防止することは難しいですが、給湯器の劣化スピードを抑えることはできます。給湯器は内部の結露によって部品の劣化スピードが早くなるため、結露を防ぐためにも給湯器の付近には物を置かないようにすることが大切です。

給湯器の部品の寿命は、8~10年といわれています。劣化によって煙が出たときはスムーズに対処できるように、対処法を知っておくことが重要です。

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