石油給湯器は、製品によって排気方式に違いがあります。ここでは、排気方式ごとの特徴や、それぞれのメリット・デメリットなどについて紹介します。
石油給湯器の排気方法は「FE式」と「FF式」の2種類です。
FE式は強制排気方式とも呼ばれるものであり、強制的に排気を行う特徴を持っています。一方、FF式は強制給排気方式とも呼ばれるものであり、強制的に給気と排気の両方を行うのが違いです。
石油給湯器は、内部にファンモーターと呼ばれる部品が入っており、燃焼ガスを屋外に排出しています。燃焼には空気も必要になるため、ガスの排出をし、空気を取り込んでいる点についてはどちらも同様です。ただ、どこから空気を確保するのかに違いがあります。
FE式の場合は石油給湯器の周辺から空気を確保し、FF式は家の外から確保します。
排気方法が異なるFE式とFF式には、異なるメリット・デメリットがあります。おさえておきたいポイントを解説します。
強制排気方式であるFE式は、石油給湯器の周辺から空気を確保することになるので、室内にあるホコリなどを吸い込みやすい点がデメリットとして挙げられます。
適切なメンテナンスをすることなくホコリが詰まってしまうと、酸欠になってうまく燃焼できなくなるリスクに注意が必要です。特に毛が抜けやすいペットを飼っている場合に詰まることがあります。
FE式と異なり空気を外から確保するFF式であれば、こういったことはありません。
FF式は、なんらかの理由により給気の際に排気を取り込んでしまうケースがあることがデメリットとして挙げられます。石油給湯器の設置場所が悪い場合などに起こりやすいトラブルで、排ガスには十分な空気が含まれていないことから酸欠の可能性があります。
反対にFE式はこの心配がありません。
FE式とFF式の特徴や違いについて紹介してきましたが、どちらが優れているといったことはありません。そのため、優劣でFE式とFFを判断する必要はないでしょう。
例えば、新しく石油給湯器を買い替える際などには、これまで設置しているのと同じ排気方式の製品の購入について検討するのが一般的です。
現在設置しているのがどちらの排気方式かについては、見た目から判断が可能です。一般的に、壁掛けタイプの石油給湯器についてはFF式のものが多いといえます。
FF式は、本体から給気と排気を行うための2本の煙突が出ているのが特徴で、途中から1本になって家の外に接続されているので確認しみてください。
ただ、細かくこだわって選びたいと考えているのであれば、給湯器を扱う会社に相談してみると良いでしょう。設置場所などについても相談してみると、最も適した製品や排気方式などがわかりやすくなるはずです。
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