省エネ性能の高い住宅が増えている昨今、自宅をZEH住宅にしたいと思われる方も多いのではないでしょうか。給湯器もZEH対応にしたいなら、ぜひZEHに向いている給湯器について情報を集めてから給湯器の交換を検討してください。ここではZEH住宅にしたいと考えている方に向けて、ZEHに向いている給湯器の基準について解説していきます。
まず「ZEH」とはなにか、おおよその概要について知っておきましょう。「ZEH」とは「Net Zero Energy House(ネットゼロエネルギーハウス)」の略称で、住宅内で使用する一次エネルギーの消費量がゼロもしくはプラスになる住宅のことです。断熱性・気密性・省エネ性能が高い住宅を建て、太陽光発電システムなどで創エネを行い、一次エネルギーの収支ゼロを目指す住宅などが該当します。
それではZEH住宅を建てる場合、どの給湯器を選ぶべきなのでしょうか?給湯器を選ぶ際の基準となるのは、エコキュートであれば「熱交換効率3.0以上(寒冷地仕様機種では2.7以上)※」であること、エコジョーズなら「給湯部熱効率が94%以上※」であることで、給湯単能器やふろ給湯器であれば「モード熱効率が83.7%以上※」であることです。また貯湯タンクを備えたハイブリッド給湯器なら「年間給湯効率が102%以上」(※)であることが求められます。
それではZEHに向いている給湯器について具体的に見ていきましょう。給湯器交換の際の参考にしてください。
まずはガスを使って発電したときの熱を利用して、お湯をつくりだす「エネファーム」です。ガスから電気がつくられるだけでなく、同時にお湯もつくられるため結果的にエネルギーが倍増します。
ガスから発電するエネファームであれば、停電のときの電源として利用できることもメリットのひとつです。ZEH住宅に適した給湯器であるとともに国や自治体からの補助金対象ともなるため、導入の際の負担も抑えられます。
エコウィルはエネファームと同じように、ガスから電力とお湯を同時につくりだしますが、給湯だけでなく床暖房やミストシャワーにも使えることが違いとなります。エネファームに比べて本体価格が安い傾向で、補助金制度も利用できるため、より低コストでZEHに適した給湯器へと交換したい場合におすすめといえます。
排熱を利用できるため、従来の機種よりも少量のガスでお湯をつくりだせる給湯器です。排熱利用のため常にお湯を温めており、瞬間式の給湯器でもお湯切れが起こりません。また本体の価格が安い傾向で、小さなスペースに設置できるためさまざまな住宅で取り入れやすいことがメリットとなります。
エコキュートは大気熱を利用してお湯をつくりだすタイプのZEH向き給湯器です。電気をエネルギー源にしているため、ご紹介した他の機種とは違い、オール電化の住宅でも利用できることが特徴となります。深夜電力を利用すれば電気代がより安くなり、ZEH住宅の一次エネルギー削減へと貢献してくれるはずです。
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