給湯器を設置するにあたり、検討したいのが排気カバーの取り付けです。ここでは、排気カバーを取り付けるメリットと排気カバーの種類、どのようなケースでカバーが必要になるのかなどについて解説していきます。
排気カバーを取り付けることにより、さまざまなメリットがあります。代表的なメリットは以下の通りです。
排気カバーを取り付けることにより、排気口を太陽光や雨などから守ることができます。給湯器の劣化を抑えることにもつながります。
給湯器を使った際に排気口から排出される熱は非常に高温であり、近くに燃えやすいものなどがあった場合は火災などの事故に繋がってしまう恐れがあります。ですが、給湯器に排気カバーを付けて何もない方向に排気の向きを調整することにより、火災を防止する効果が期待できます。
カバーを取り付けることによって排気口が見えなくなります。見た目がスッキリし、キレイな外観になるのもメリットです。
排気カバーには、いくつか種類があります。代表的な種類を紹介します。
上に向かって排気するカバーです。隣の家が近くても排気の方向を上にすることにより、壁などに直接排気が当たらなくなります。
ただ、上から落ちてきたゴミが溜まる点に注意しましょう。とくに近くに木などがある場合、落ち葉などが溜まってしまうことがあります。
左右に排気するカバーです。片方をふさぐことにより、右、または左のみに排気することもできます。上ではなく、排気を横方向に逃がしたい時に活用できる種類です。
排気口にパイプを取り付けることにより、給湯器の遠くに排気できるカバーです。例えば、周囲にものがある場所に給湯器を配置すると排気がこもってしまいますが、延長型カバーを使用すれば離れた場所に排気を逃がせます。
なお、太いパイプを取り付けることから多少目立つことがあります。
安全のためにもできる限り排気カバーを設置しておきましょう。特に必須とも言えるケースがあります。
まず、排気口の近くに燃えやすいものがある場合です。火災が発生してしまえば、大きな事故に繋がってしまう可能性もあるので、十分注意しましょう。
排気カバーを設置して排気の方向を調整することにより、燃えやすいものがある方向に排気の熱が伝わってしまうのを抑えられます。
また、隣の家との距離が近く、カバーを設置しないと排気が隣の家の壁に届いてしまうような場合もカバーを設置しましょう。継続して給湯器から出ている排気が壁にあたり、錆びてしまうこともあります。
排気の問題がご近所トラブルに繋がってしまう可能性もゼロではありません。
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